結城あすかの毎日電波思考 (あすか日記)

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zoom RSS 原稿の分量についての話にょ

<<   作成日時 : 2010/02/24 23:33   >>

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 Twitterを眺めていたら経済学者の池田信夫氏(@ikedanob)の原稿依頼時の分量指示についてのつぶやきが興味深かったにょ。

編集者のみなさんへ:いまだに出版業界では400字詰め原稿用紙でものを考えているようですが、原稿を発注するときは「○字×○行」と書いて下さい。「4000字」という表示は「40字×100行」と解釈します。それを1行20字でレイアウトして「足りません」という話は受け付けない。



 どうも、日本の出版社ではいまだに400字詰め原稿用紙換算で分量を表すのが一般的みたいにょ。そういえば、昔、小説の賞に応募した時も基本は400字詰め換算の表記だったにょ。当時はすでにワープロを使うのが普通だったから、当然ながらワープロから打ち出して応募したのだけど、ワープロ原稿の時の規定は特になかったので、どういうフォーマットで打ち出せば良いのか悩んだ記憶があるにょ。
 一般的に400字詰めの原稿用紙というのは20×20字になってるけど、10〜12ポイントぐらいの文字サイズの場合、ワープロ原稿をそのまま20×20で打ち出してもマヌケなだけだにょ。実際にどういうフォーマットで応募したのかは忘れたけど、縦は30〜40字ぐらいにした方がしっくりくるだろうにょ。

 ちなみに今の小説関係の応募規定はどうなってるのかと見てみたら、

『日本ファンタジーノベル大賞』
・400字詰原稿用紙300枚〜500枚
・ワープロ原稿の場合は、1行40字×30行、A4判縦書きとし、100枚〜165枚


『電撃小説大賞』
〔長編〕=ワープロ原稿の場合80〜130枚。縦書き。
〔短編〕=ワープロ原稿の場合15〜30枚。縦書き。

作品に以下の(1)(2)を明記した紙を添付の上、右肩をひもで綴じて郵送すること。
1P=42文字×34行で印刷すること。フロッピーやCD-Rなど記録メディアでの応募は不可。
400字詰め原稿用紙応募可(長編:250〜370枚。短編:42〜100枚。
ワープロ原稿と文字数に多少の誤差はありますがご了承ください)。


 『日本ファンタジーノベル大賞』の方は列記してるけど原稿用紙の方が先、『電撃小説大賞』の方は明らかにワープロ原稿が基本でおまけのように原稿用紙も可って感じで、この辺は両者の誕生時期の違いもあるのだろうけど、面白いにょ。

 原稿の分量とは関係ないけど、「右肩をひもで綴じて」というのも初心者には分かりづらいにょ。ま、ホッチキスは紙の枚数から考えて現実的じゃ無いにしても、他の製本手段を排除して「右肩をひもで綴じて」というのはどういう意味があるんだろうかにょ? だいたい、こういうのは日常生活ではまず遭遇しないものだから、どう綴じたら良いのかが分からないと思うにょ。
 フロッピーやCD-Rでの応募というのも今となってはというメディアという気はするけど、いまだに紙の郵送が前提でネットでの応募が出来ないというのもどうかという気はするにょ。ま、審査員に読ますのは紙に印刷したものだけど、自分とこで印刷するのは手間もコストもかかるというところかにょ。審査も1部だけの原本を審査員がその場で回し読みしてるという感じなんだろうかにょ? 実際に審査員が読むのは最終選考に残ったものだけって気がしないでもないけどにょ。

 それはさておき、もっと古い純文学系の賞は知らないけど、普通の小説系の賞なら現在ではきちんとワープロ原稿の規定が決まってるって感じだにょ。

 ところで原稿用紙というと、別に400字詰めの原稿用紙がすべてではないにょ。よく大作家が自分専用の原稿用紙を印刷して使ってるとかいう話を聞くけど、こういうプロの作家が使ってるのは20×10字の200字詰めの原稿用紙が多いみたいにょ。400字詰めは二つ折りになるようになってるけど、ちょうどその半分という感じにょ。ま、これは2枚で400字詰めの1枚という換算でわかりやすいから問題ないのだろうにょ。
 小説とかの出版だと、作品そのものがレイアウトを意識してるものは少ないし、現実問題としてハードカバーと文庫本じゃ1頁当たりの文字数が違うなんてのは普通だから、400字詰めで何枚というのはレイアウトとは無関係な大雑把な数字と考えたら良いと思うにょ。

 しかし、新聞や雑誌の原稿だとそうはいかないにょ。出来る限り紙面に空白が存在しないようにきっちりとレイアウトを決めて、原稿の文字数もそこで決まってくるにょ。
 新聞だと1段当たりの文字数は決まってるし、記事を書くのもその新聞の記者に限られてる(オピニオン等の投稿記事も最終的には担当記者が整形する)から、その1段の文字数に合わせた原稿用紙で記事を書くのが基本なんだろうにょ。(実際に紙の原稿用紙で書いてるかどうかは別として)
 ところが雑誌の場合は同じ出版社でも雑誌によってレイアウトが違うし、同じ雑誌でも特集やコーナーによってレイアウトが違うということもさまざまにょ。他にも写真や図版が入ったり入らなかったりでレイアウトが変わったりするから、一概に原稿依頼の段階で文字数がきっちり決まってることは少ないと思うにょ。それでも定型レイアウトのオピニオン雑誌とかだとそれなりに何文字×何行という数字は出せるけど、そういう記事のフォーマットに合わせた市販の原稿用紙というものが存在しないから、昔は400字詰め換算で依頼するしかなかったのだと思うにょ。
 あと、1行が30〜40字ぐらいならワープロとかでその文字数で執筆するのも自然だろうけど、新聞みたいに1段14〜15字ぐらいだと、そのままのレイアウトで長文を執筆するのは(推敲のための見通しも悪いし)ある意味苦痛だと思うにょ。
 そんな感じで、慣習的な面もあるけど、実際問題としてきちんとフォーマットを示した依頼は出しにくいんじゃないのだろうかにょ。(ま、それで後からフォーマットに合わせたら空白が出来たから何とか埋めてくれって泣きつくのは問題だろうけど)

 フォーマットが変わればレイアウト上の原稿の分量が変わるというのは、短文の会話文が続く文章を考えれば良く分かるにょ。20字以下で終わる会話文は1行が20字のフォーマットでも40字のフォーマットでも等しく1行になるにょ。しかし、普通は1行40字のフォーマットの1行は20字のフォーマットの2行として換算されるから、こういう短文の会話文が頻出すると換算結果と実際の行数が大いに違ってくるにょ。
 そういうわけだから、最終的なレイアウトに合わせたフォーマットで最初から原稿を依頼するというのが理想といえば理想なんだけどにょ……





原稿ノート 縦 セミB5 200字詰 
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